モノトーンミュージアム 【誰がために福音は上がる】

初めましての方は初めまして、そうでない方はいつもお世話になっています。今回GMをやりますビトといいます。 新しいサプリメントも発売されたモノトーンミュージアムのＧＭを初めてやってみたいと思います。 ファンタジーが好きな方、データを組むのが好きな方、ロールプレイが好きな方、悲劇が好きな方、苦難の先に幸せを見つけるのが好きな方におすすめな システムです。 ＴＲＰＧ初めての方やモノトーンミュージアム興味はあると言う方も歓迎です。一緒にルールを確認しながらやっていければと思います。 ちなみに今回のお話は『紡ぎ手』・『御標』・『聖教会』といったモノトーンミュージアムの世界である『左の地』らしさは意識しておりますが、 モノトーンミュージアムの『シナリオ』らしさからちょっと離れた設定があります。あらかじめご了承ください。 〇モノトーンミュージアムとは 左の地と呼ばれる童話のような世界 そこに住む住人は神様からもたらされる幸せになるための道しるべ“御導”に従い暮らしています。 もし、御導に背いてしまうと心をなくした化物“異形”となって世界に不幸をまき散らしてしまいます。 世界の理から外れた“異形”を倒せるのは同じく“御導”に背きながらも人の心を失わなかった“紡ぎ手”たるあなたたちだけです。 さあ、悲劇を終わらせましょう。 もっとも幕引きがどうであれ、悲劇があったことに変わりはありませんが・・・。 〇今回予告（シナリオ概要） ”黄昏の国” そこは人を食らう其等が潜む‘夜の森’を睨み、数々の災厄を乗り越えてきた術法の国。 かの小さな国に御導が響く。 『かつて国を救いし英雄は、紡ぎ手たちと共に夜の王を争いなく捕えた。 彼の国の脅威は消え、英雄と紡ぎ手は国と共に平穏な未来を得るのでした。めでたしめでたし』 決意秘めたる舞台の上で偽りの英雄譚の幕が上がる時、役者は何を求め彷徨うか。 モノトーンミュージアム『誰がために福音は上る』 かくして物語は紡がれる。 ｐｃハンドアウト（各ｐｃの設定） ｐｃ１ 君は夜の森の中で目覚める。首には鎖の切れた鉄枷。いつからここにいるのか。なぜここにいるのか。 そもそも自分の事も曖昧だ。 覚えているのは自分の名前と紡ぎ手であるということだけ。 君は森の中をさまよっているとｐｃ2に保護され、御標のままに戦いに巻き込まれていく。 君は考える。皆が言う『平穏な日々』とは何なのかを。 パートナー：夜の王　推奨感情：執着 サンプルキャラ：無垢なる童子 推奨クラス：童子 ・記憶喪失で夜の森をさまよっていた子供。しんどいかもしれないポジション。シナリオ上で設定が生える可能性がある。 ｐｃ２ 君は黄昏の国の英雄だ。かつてこの国を襲った異形を倒した君は、国中の人からとても慕われている。 御標によって再び立ち上がったあなたは夜の森を探索中、ｐｃ１を保護する。 君は戦う。『皆の平穏』をもたらすために。 ※あなたには誰にも言えない秘密がある。 パートナー：黄昏の国国王レッドアーク　推奨感情：任意 サンプルキャラ：守護する者 推奨クラス：戦人または術師 ・黄昏の国の英雄。ｐｃ１を保護するため保護者枠。唯一ハンドアウトに秘密がある。他のｐｃとは違った視点で楽しめる。はず。 ｐｃ3 君は黄昏の国の王子（王女）だ。母である妃の命を奪って生まれた自分を父である国王は意図的に遠ざけている。 特に紡ぎ手に目覚めてからは術法師の部隊を率いて危険な場所に送られる事が多くなった。今回も英雄であるｐｃ2の協力をするよう命じられた。 君は思う。自分に『平穏』など訪れるのだろうかと。 パートナー：アドーリブ　推奨感情：任意 サンプルキャラ：異形の忌み子 推奨クラス：異形 ・黄昏の国の王子（王女でも可）。兄弟はいない。国王には、冷遇されぎみ。 しんどいかもしれないポジションその２。 ｐｃ４ 君は聖教会に属する僧侶だ。ある日、上司からとある御標の調査を命じられる。その御標は紡ぎ手に祝福を約束していた。 これが神によってもたらされたものなら教会における紡ぎ手の立場は大きく変わるだろう。あなたはこの御標の真意を探るべく、黄昏の国に旅立つ。 君は探す。『真に正しき道』を示すために。 パートナー：ザラストロ・エテルネル・ベシュテルム又は“死神審問長”ロヴェール・ホプキンス　推奨感情：信頼 サンプルキャラ：御導の守護者 推奨クラス：僧侶 ・教会関係者。御導の真偽を調べにやってきたお仕事ポジション。御導や紡ぎ手の立ち位置、教会についての世界観がわかっている方が楽しめると思う。 穏健派か過激派かどちらか選ぶこと。 〇補足設定 ・黄昏の国 夜の森との境界にある小さな国。特に特産があるわけではないが、生まれつき術を使える者が多い。そこに目を付けた現王は術法師の精鋭部隊を作り、 国の防衛力を高めた。また、部隊を傭兵として他国や聖教会に貸したり、戦士としての術法師の育成指導に当たらせるなどして、術法師そのものが大きな資源となっている。 3年前、異形の襲撃に遭う。多くの犠牲を払ったが、ｐｃ2の活躍により異形は打ち取られた。 ・夜の森 木々が生い茂っており、中に入ると常に夜のように薄暗い。其等が多く住んでおり、人を襲う者も多い。 其等が森から出ることはないが、森に入ってきた人間には容赦なく牙をむく。 ・国王レッドアーク 特に産業のない寂れた国を一代に強固な国へ変えた賢王。いつも険しい表情をしている。自分にも他人にも厳しい。 妃はｐｃ3を生んだ時に亡くなっており、それ以降新しい妃をめとることもしていない。子供はｐｃ3のみ。 ・夜の王 夜の森に住む、其等の王。とても強い力を持っており、森に住む其等は夜の王の命令には絶対服従である。 ・前日の２３時までに参加者が集まらなかった場合は中止になります。 ・基本ルルブだけで遊べるようにしていますが、持っていなくても大丈夫です。 ・ダイスは六面ダイスを２個以上、場合によっては１０個以上使用します。 ・キャラクターはサンプルキャラを使います。モノミュ経験者の方で希望者がいれば１時間ほど作成の時間を設ける事が出来ますので、ｐｃ作成も可能です。 　その場合、サプリの制限は特にありません。思う存分キャラを作ってください。 ・今回のお話では登場人物が全員幸せになる結末はあると信じています。私が思い浮かばなかっただけで・・・。 世間はまだ予断の許さない状態です。たとえ当日であっても体調が優れない場合は無理せずに休んでください。楽しい遊びは元気な体と心からです。 拙いところもあると思いますが、楽しい時間になるよう頑張りますのでよろしくお願いします。