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指輪物語TRPG 【キャンペーン/ロアマスター岡田】

店長岡田

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参加者の皆様宜しくお願い致します。 前回のまとめ **第一回セッション:ガンダルフの徴(しるし)とトロール兄弟**  夜も深まり、冷たい月光がブリー郷の外れを照らすころ、一軒の肉屋の扉に不思議なしるしが刻まれた。その扉には「トロールの食料庫」と大きく書かれている。通常なら人気もまばらなはずの場所に、奇妙な運命に導かれた旅人たちが、つぎつぎと姿を現すのだった。 集まったのは…… ### ミスリム(ドワーフ 100歳) 旅するキャラバンに身を寄せながら、古の秘宝を求めて放浪する探宝者のドワーフ。 狡猾な思考とプライドの高さが同居する性格だが、その高慢さは同胞ドワーフならではの頑固さでもある。道中、忍びの技を活かし、人々の目から姿を隠す場面もしばしば。愛用の“くわつるはし(通称:つるすけ)”と、各種グローブや柔らかい靴で身軽に動き回り、メガネを使った入念な捜索で宝や手掛かりを探す。通い先の肉屋「トロールの食料庫」でも時おり姿を見せるという。 --- ### フィンデミア(北方の野伏 68歳) 北方の荒野を渡り歩き、統率者として仲間を導く頼れる野伏。誠実かつ素早く行動し、的確な指示で一行を危機から救う。持ち前の指導力を支えに、大盾“トゥラマルテ”を構え、皆の盾となるのが使命だ。普段は落ち着いた佇まいだが、一度戦いが始まれば大盾の守護力で味方を守り、野伏せのマントを翻して姿を隠す。豊かな経験に裏打ちされたリーダーシップは、どんな荒野でも確かな道を示してくれる。 --- ### サニー・サイドアップ(ホビット 30代) 陽気で熱意にあふれるホビットの研究者。「大地の声を理解したい」という探究心から、農家の家系を飛び出して旅に出た。彼女は5年にわたり肉屋「トロールの食料庫」でバイトを続けており、目玉焼きと紅茶を手にしては元気に仲間を励ます。狩猟には弓“大鹿殺し”を愛用し、祝福されたハーモニカで不思議な癒しの音色を響かせることも。いつも持ち歩くお薬箱が、思わぬトラブルからパーティを救うこともしばしばある。 --- ### ライリエル(エルフ 100歳 女) 海辺で船大工をしていた高貴なエルフ。気品あふれる美貌に加え、民俗知識に通じる博識さが彼女の魅力だ。ときに伝令者として仲間の間を取り持ち、励ましや音楽で士気を高める。手にした大弓が放つ矢は正確無比で、海を思い出させるマラカスの音色が独特の鼓舞をもたらす。船乗りに相応しい礼儀作法と旅人のような飄々さを持ち合わせ、皮のシャツに身を包んで悠然と歩む姿は、仲間たちの憧れであり最愛の友でもある。 --- ### グレイブ・アイアンフィールド(ブリー郷の人間 14歳) ブリー郷のはずれの森で狩猟した肉を扱う肉屋「トロールの食料庫」の若き息子。魔狼ワーグに森を荒らされ、だれも信じてくれなかった悔しさから“闘争者”として立ち上がった。気前が良く、仲間への忠誠を誓ってやまない性格。大槍“アイアンマン”を片手に危険な道を進み、調味料セットやぬいぐるいみキットを忍ばせるその姿は、一見頼りなく見えても芯の強さを感じさせる。老いた馬“グレイウィング”とともに、ライリエルを信頼しながら戦いに身を投じている。 --- ### バンダンの息子バンディル(バルドの民 22歳) バルドの民の出身で、裕福な狩人の家系を継ぐ若き守護者。幼い頃から危険と隣り合わせの狩りに親しみ、“獰猛”“勇敢”という言葉にふさわしい胆力を身につけた。先祖伝来の鋭利な長剣“ノルドラー・月光刀”を振るい、商隊の護衛としても活躍する。エリアドールの地図や伝来の傷薬、そして“バルドで一番難しい本”さえも荷馬“ボルドー(不敵号)”に積み、いずれ来る大いなる戦いと仲間の危機に備えている。 --- それぞれが異なる目的や特技を持ちながらも、運命に導かれるように邂逅した冒険者たち。 彼らが出会い、そしてどのように協力していくのか―― その物語は、まだ誰も知らない新たなる伝承の始まりとなるだろう。 そして彼らが集まった「トロールの食料庫」と呼ばれていた肉屋だが、まさか本物のトロールたちが目をつけようとは、誰も思わなかったのだ。  深夜、突然の轟音とともに店の扉が叩かれた。姿を現したのは、巨大なトロールの兄弟。骨太の腕を振るい、生臭い息を吐きながら、貯蔵室に押し入ろうとする。「兄者、ここにある肉は柔らかそうだ!」「しかもまだ動いているぞ弟よ」と、醜い顔をよだれまみれにして笑う。  仲間たちは咄嗟に身構える。フィンデミアが大盾を構えて皆を守り、バンディルは月光刀を抜き放つ。サニー・サイドアップが慌ててお薬箱を探し出し、弓“大鹿殺し”を手に援護する準備を整える一方、ミスリムは「ここは俺が一暴れしてやる」と“つるすけ”を片手に巧みなステップで間合いを測った。  しかし、勝負を分けたのは、ライリエルの奏でる**エルフのマラカス**の絶技だった。意表を突かれたトロールの兄は、一瞬のひるみの隙をつかれ、崖の向こうへと転げ落ちていったのだ。弟トロールの方は、なおも歯ぎしりしながら向かってきたが、グレイブの大槍“アイアンマン”とバンディルの剣筋を受け、深手を負うと唸り声を上げて撤退した。  トロールの襲撃が鎮まったころ、ようやく**ガンダルフ**が姿を現す。灰色のローブを揺らし、長い煙管からはふわりと白い煙。「どうやら騒ぎは収まったようだね。まったく、少し遅れただけで大変なことになる」。そう言って、にやりと笑いながら扉の破片を跨ぐ。  手短に戦いの状況を聞くと、「では、早速だが…」と、肝心の“仕事の話”を始めようとする。その言葉に、まだ興奮冷めやらぬ一行は、互いに顔を見合わせながら頷き合った。  ――だが、彼らがこの先どのような冒険へと駆り立てられるのか、その答えは次回まで明かされない。扉に残るガンダルフのしるしは、新たな物語へ続く導標のように、淡く光を放ち続けていた。
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